30 May,2017

「医食同源」の
精神で、
カラダの中から
潤いを。
中国女性が実践する
美容の知恵

「医食同源」の
精神で、
カラダの中から
潤いを。
中国女性が実践する
美容の知恵

30 May,2017

アジアにはさまざまな美容法が存在しますが、なかでも中国は長い歴史と伝統を背景に、実践的な美容習慣が根付いています。外出時もすっぴんで過ごすことが多い中国女性は、スキンケアへの関心が高く、日々の小さな努力を怠りません。隣国ながらいまだに知らない彼女たちのそんな秘密を覗いてみましょう。


食べるものが私のお肌を作る!
おばあちゃんの知恵袋?
「医食同源」の考え方

多くの中国人は、自分の体調や肌の具合に合わせて、食事内容をコントロールしています。というのも、中国では食と身体(ひいては美容)は密接な関係にあると考えられていて、古くから「医食同源」の精神が根底にあるからです。美しい肌をつくるためには、高級なスキンケアやハイテクな機器よりも、まずは季節や身体の調子に合わせて食事の内容を変えることが必要だと言い、彼女たちの多くはそれらを熟知し実践しています。

例えば、日本では唇の端が切れると「胃の調子が悪い」と言いますが、その状況を中国では「上火(シャンフオ)」といい、体内が熱くなっていると考えます(発熱している状態とは別の意味です)。「上火」の状態では、ニキビや吹き出物が出やすくなるので、身体を冷ましてくれる食材を摂るように心がけます。

代表的な食べ物は上海では夏によく見かける「緑豆」や「冬瓜」、「苦瓜」など。日本でも暑くなるときゅうりやスイカが恋しくなりますが、中国ではそれが体系的に理解されていて、目的に合わせて積極的に食材を摂る習慣が染みついているというわけです。

先日友人宅に遊びに行ったら、10代の娘さんが、熱冷ましに効くというトウモロコシと人参を煮込んだ煮汁(透明のスープ状)を水代わりに飲んでいました。しかも何杯も、美味しそうに。そんなふうに日々の生活の中に、年齢を問わず美肌を目指している姿が見かけられます。

10代の娘さんが飲んでいたトウモロコシと人参を煮込んだスープ。

これでうる肌をキープ!
初夏の美容メニュー『緑豆はとむぎ粥』

ここで、今なお若い世代にも継承され、生活に密着した、いわゆるおばあちゃんの知恵袋的「美容メニュー」をご紹介しましょう。

梅雨から初夏にかけて気温も湿度も高まるこの時期は、体内に熱がこもりやすく、身体や肌の不調が出やすくなります。そんな時期によく登場するのは、先にも述べた「緑豆」を使ったお粥。緑豆には、身体を冷ましたり湿気を取りのぞく作用があります。

『緑豆はとむぎ粥』

<準備するもの(2人分)>
●緑豆 50g
●はとむぎ 25g
●水 600ml
●氷砂糖 適量(甘さの調整はお好みで)

<作り方>
1.はとむぎ、緑豆ともに洗って12時間水に浸ける。
2.水600mlを鍋に入れ、強火で沸騰させたところにはとむぎを入れ、弱火で25分煮る。
3.2に緑豆と氷砂糖を入れて強火にし、煮立ったところで弱火にし15分煮る。
4.温かいままいただく。

白い肌は百難隠す!? 目指すのは白くなめらかなスッピン肌

こんなふうに食材の力を借りながら美肌を維持している彼女たちですが、日本と比べて特に意識の高さを感じるのは“美白”に対するケア。 「色が白いは七難隠す」のが日本なら、中国では「百難隠す」と言われるくらいに、色白であることが美人の条件とされています。となれば、女性たちがこぞって「美白!」と叫ぶのもわかる気がします。

春になり、日差しが強くなると傘をさして歩く人がぐんと増えます。若い女性に限らず、お婆ちゃんから、小さな子まで。それが日傘ではなく、UV対応のない雨傘なことも多々ありますが、そこはご愛嬌。それほどまでに太陽光線を気にかけているということです。そして、中国にはメークをせずに一日中スッピンで過ごす女性も多いのですが、それでもスキンケアはマストですし、外出しない日でも日焼け止め(またはUVベース)をほぼ毎日使っているといいます。というのも、窓から差し込む紫外線も肌に到達することを知っているからです。そして、日焼けをした日には美白マスクを使用するなど、美白を意識したケアをしています。

ちなみに、私が妊娠した時に勧められたのは「ツバメの巣」。妊娠中に摂ると、“生まれてくる子供の肌が白くなるよ”とのこと。その日から、ツバメの巣のシロップ漬けを毎日レンゲにひとさじ食べるようにしました。そのおかげか、娘の肌は真っ白でプルプル!勧めてくれた友人に感謝するばかりです。

妊娠中に摂っていたツバメの巣のシロップ漬け。

中国にも、「なかなか理想のお肌がゲットできない」と嘆く等身大の女性もいっぱいいますが、生活に根付いた美容法があるのは強みです。自分の身体の声を聞きながら、「美」を実現していけたら理想的。「医食同源」の知識で、もっと美しい自分に近づいていきたいですね。

【執筆者プロフィール】

ヒキタミワ
1993年より上海在住。華東師範大学漢語科にて中国語を学んだ後、メイクアップアーティストとして活躍。現在は、美容ライター及びコンサルタント、メイクアップ教室「La Carina Makeup Class」主宰。美を通じて多くの中国人女性との交流を深めてきたその経験から、新鮮でホットな中国美容情報を日本に送り続けると同時に、メディアを通じて日本の美容情報を中国人女性に伝える美の親善大使的存在。

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季節に応じたバランスの取れたケアで澄みわたる肌を手に入れて

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